山県市高富の古民家リフォーム(H様邸)の現場は解体作業が終わり、先日から大工さんの工事が始まっています。
上の写真は土間玄関の上部(天井部)に架かったツシゴ(二階床組の大梁に架かる中梁)です。
このツシゴに傷みのあるものが数本見つかったので、踏み板天井をめくって取り替える作業を行っています。
古民家のリフォームは、解体した後にしか分からない(見えない)部分もあるので、構造材の状態をチェックしてしっかりと見極めながら工事を進めていきます。
そしてこちらは私たちスタッフが煤(すす)落としをしている天井の梁です。
黒い梁(写真左)と焦げ茶色の梁(写真右)には違いがあります。
黒い梁は囲炉裏を使われていた時の名残で、薪の煙で燻(いぶ)されて黒くなったところ。
焦げ茶色の梁は経年で変化したところ。
長い年月によって自然に作り出されたものは独特の佇まいと風格がありますね。
そして、昔に建てられた日本家屋というのは太く立派な本当に良い木が使われていて力強さを感じます。
ちなみに煤落としは、煙の煤と長年のほこりもついているので布や柔らかいブラシを使ってこすります。(そのままでは住んでいる時に煤やほこりが落ちてきますし、ザラザラとしたところが目立ってしまうので。)
そうするとさらにかっこよくて自然な感じの黒い梁になるのです。
こんな素晴らしい古民家を受け継いで暮らすというのは素敵ですね。
時間(年月)が作り出した古民家には新しい家にはない魅力がたくさんあると思います。