2階の天井に見える黒い梁(写真左)と焦げ茶色の梁(写真右)。
古民家のリフォーム工事が進んでいるH様邸(山県市高富)の様子です。
こちらの家には1階と同じく、2階にも黒い梁と焦げ茶色の梁があります。
黒い梁は囲炉裏の煙に燻された昔の名残(なごり)で、焦げ茶色の梁は経年で変化してこのような色になっています。
2階の天井にある梁なのですが、黒い梁のところは昔は吹き抜けになっていてこの上まで囲炉裏の煙で燻されています。
古民家は工事をしていく中でいろいろと分かってくることがあるのですが、その時代に暮らしておられた人の生活(囲炉裏で生活をされていた時代)や、その時々のご家族の暮らし方に合わせて手が加えられていること(改築や増築)が分かりました。
時代が変わってもこうして受け継がれていく日本の家。
こんな素晴らしい木組の家はいつまでも残していってほしいですね。
今の時代、どんどん日本的な家がなくなっていくので本当にそう思います。
そんなH様邸ですが、ただいま大工さんは斜め天井に無垢の板を張っています。(曲がりくねった梁にあたるところは、梁の形に合わせて板をカットして張っていく大工さんの技術はやっぱり凄いです。)
黒と焦げ茶色の梁がはっきりとして(見えて)とても良い感じですよ。
こちらの2階に張っている天井の板は着色をせずこのままの自然な色にして、壁は白の漆喰(しっくい)を塗って仕上げるのですが、出来上がりはどんな空間(ご夫婦の寝室とお子さんの部屋)になるのか本当に楽しみです。